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2020.3.10

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WEB DESIGNER 「KODAI KOSUGE」

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本日は医療えほんラボのホームページをリニューアルしていただいた「KODAI KOSUGE」さんについて記事を書いてみたいと思います。

 

 

 

彼は臨床工学技士の国家資格を取得後、医療現場へは就職せずに、Webデザイナーを目指して専門スクールにて専門知識を学び、現在 Webデザイナーとして活躍されています。

 

 

 

当ラボのエンジニアである廣瀬の大学時代に所属していたダンスサークルの後輩であったことから紹介頂き、今回えほんラボのホームページリニューアルを手掛けていただくこととなりました。

 

 

 

医療業界からデザイナーという異色の経歴を持つ
彼の活動や今後の展開についてお話を伺いたいと思い、今回取材をさせて頂きましたので、ご報告いたします。

 

 

 

 

 

⦅まずは、臨床工学技士を目指したきっかけを教えてください⦆

 

小さいころから喘息をもっていたこともあり、最初は薬剤師を目指そうと考えていたが、高校で自分が得意としていた科目が臨床工学技士に向いていることに気づき、途中から臨床工学技士を目指すこととしました。

 

 

 

 

⦅何故、国家資格取得後に、Webデザイナーを目指されたのでしょうか⦆

 

就職試験で不合格となった際に、もう一度原点にかえって
「自分の好きなことだったり、楽しいと思えることって何だろう」と自分自身に問いただしてみたんです。

 

 

そうしたら、「クリエイティブなデザインや音楽に関わる仕事がしたい」ということに気づきました。

 

 

ただ、両親に4年間学校にも通わせて頂いたということもありますし、急な進路変更をして良いものか…と迷っていたタイミングで、廣瀬さんにたまたま道端で再会したことが大きな起点となりました。

 

 

廣瀬さんは、大学時代から優秀で、「俺は診療放射線技師として頑張っていく」と熱く語っていた先輩が、ある意味その「枠」を超えて、ITで医療を変えるんだという姿勢に変わっている姿を見て、「今まで敷かれてきた(自分で敷いてきた)レールをそのまま進み、安定した生活が送れればいいや」と考えていた自分でしたが、「やりたいことにチャレンジしてみよう」と思い直したんです。

 

 

 

 

⦅両親からの理解はすんなり得られましたか?⦆

 

私の親は自営業で、そこまで裕福な家庭という訳ではありませんでした。その中で、学費を捻出してくれたにも関わらず、私がこのような選択をすることに対して親が納得しないのは重々承知していましたし、当然反対もされました。

 

 

しかし、自分の意思の強さを伝えるために、両親に何度もプレゼンを行い、その上で一年間の猶予をもらうことができましたので、その期間を用いてWebデザインのスクールに通うこととしました。

 

 

 

 

⦅医療を経験した事により現在の活動に生きていることは何かありますか?⦆

 

正直なところ、現在のところはありません。

 

 

 

 

⦅クリニックなどからホームページの受注を受けた際などに医療の細かいところに踏み込んで提案したり…ということはあり得るのでしょうか?⦆

 

もちろんそれはあり得るかと思います。
ただし、私は医療現場での勤務経験がある訳ではないので、どこまで踏み込んで提案ができるのか というところは未知数ではあります。

 

 

臨床工学技士という観点からですと、透析のクリニックさんとかでしたら、内部のことを把握しやすいためより良いご提案ができる可能性はあると考えています。

 

 

 

 

⦅普段、デザインを決める時に普段から気をつけていることはありますでしょうか?⦆

 

まずは競合サイトさんの情報収集に時間をかけます。目安としてはおおよそ100社は確認して、必要な表現や項目の洗い出しを行った上で大枠を決めていきます。

 

 

既存のモノのタッチであったり、雰囲気を汲み取り、配色やフォントを決める…というのが私の流れです。

 

 

 

 

⦅医療えほんラボのホームページを作って頂いた時に、配色そしてフォントのマッチ具合が本当にすごくて感動しました!⦆

 

医療えほんラボのホームページを作るときには、まずは子ども向けの絵本のサイトや、少しやわらかめの表現を使っているクリニックのホームページから「親しみやすさ」をどうやって表現しているのかを参考にしました。

 

 

結果として、角丸のデザインやゴシック体の採用、そして空間の取り方に気を付けることで、適度なゆるさを表現しました。

 

 

また、医療であることから「清潔感」であったり、「やわらかさの中にもかしこまった表現」が生きるよう、緑を基調としながら薄いシャドウを組み込むことで整えました。

 

 

 

 

⦅そこまで深く計算されてあのデザインは完成されていたのですね…感無量です!!⦆

 

⦅今後メインとして手がけていきたい得意なデザインジャンルや、挑戦的に取り組んでいきたいものはありますでしょうか?⦆

 

ジャンルを絞って…ということは今のところ考えてはおりません。

むしろ、様々なジャンルに触れることで、自分のデザインの幅や見聞を広められると考えています。

 

 

 

 

⦅最後に、受注するにあたって大事にしていることを教えてください⦆

 

お客さんとの対話を通して、「想いや目標」を適切に汲み取り、どんなお客さんからも満足が得られる作品が提供できるように取り組んでいます。

 

 

まずは、ご相談を頂き、一緒にカタチを作っていけたらと思います。

 

 

 

⦅想いを表現するのってとても難しいですものね。KOSUGEさんの今後の活躍、期待しております!本日は貴重なお時間を頂き誠にありがとうございました!⦆

 

 

 

 

 

KODAI KOSUGE

 

HP Twitter

 

 

 

 

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医療えほんラボのデザインはとても優しさ(やわらかさ)が感じられる色が採用されているだけでなく、我々のメインコンテンツである絵本が可愛く表現されており、初めてこのデザインを見せていただいた際には思わず興奮してしまったことを思い出します。

 

 

芸術センスの欠片もない自分が作った以前のホームページから、見違えるような素敵なホームページを作成いただき、KOSUGEさんには感謝感謝です。

 

 

この活動は、多くの方々の優しさに支えられ、少しずつではありますが前進してきています。

 

 

皆様の優しさに触れれば触れるほど、日々責任を感じ、大きなプレッシャーを感じている自分がいるのも事実です。

 

 

ただ、我々は皆様の優しさを絶対に無駄には致しません。

 

 

関わってくださった全ての人々への恩返しの気持ちも込めて、必ず最高の一冊をお届けいたします。

 

是非、ご期待ください。

 

 

 

(取材・執筆:医療えほんラボ 大脇)

 

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